
開業時には必ず挨拶回りを!!
もうすぐ開業するという方にとって、一番大切なのが挨拶回りです。重要性を認識していない方が多いですが、実は非常に重要なのが挨拶回りです。挨拶回りには様々な目的がありますが、その一つが苦情対策です。
・どうして必要なのか
あなたがどういった業種をするにせよ、ご近所さんへある程度の迷惑をかけてしまうことは避けられません。今既にお店を構えている方の中には「うちは苦情を言われたことが無いよ」とおっしゃる方もいますが、それは周りが優しい方なので、「思っているけど口に出して言っていないだけ」だと思います。そのような、恵まれた環境に出店できる方はほんの少しです。最近は、ニュースでも取り上げられているように、騒音のクレームで保育園の開園すらできないのが現状です。
また、飲食店を開業されるのであれば、臭いも苦情の原因となります。町中で焼肉の臭いがすると、私達は食欲をそそられ幸せな気分になりますが、近所で毎日となると話が違ってきます。ニオイが洗濯物に付くなど困ることの方が多く、苦情の原因となります。苦情が原因で営業できなくなることもあるそうです。しかし、だからといって、開業を止めるという訳にはいけません。
・メリット
ここで大切なのが「挨拶回り」です。挨拶回りをすることで、「近くに住んでいる知らない人」から「顔見知りのご近所さん」に変わります。全然知らない人には苦情が言いやすいですが、知り合いには言いづらくなるものです。保育園に苦情を言う方も、もし、自分の孫がそこの保育園に通っていれば言わないでしょう。つまり、自分のお店とご近所さんに、何かしらの関係を作ることが大切になってきます。更に、挨拶回りは、開業時にしかできない一番簡単な集客法なのです。開業当初は、周りのほとんどの方は、あなたが開業したことを知りません。
チラシを配ったり、広告を新聞や地方紙に出したりするのも良いですが、かなりの額がかかってしまうのに対して、どこまで効果が現れるか分かりません。それに比べて挨拶回りは、直接ご近所さん、つまり最も顧客になってもらいたい方に直接会うことができ、自分の店の宣伝をすることができるのです。ご近所さんが、開店を楽しみにしてくれる状態になるのが最も良いと思います。挨拶回りは、苦情対策と自分の店の宣伝をまとめてでき、非常に効率が良いのです。
さて、今回は挨拶回りの必要性をお伝えしてきました。挨拶回りがどれだけ重要なものか、分かっていただけたと思います。そこで次回は、具体的な挨拶回りの方法について、お伝えしていきたいと思います。
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