
事前に把握しておこう!飲食店の開業の流れ|土台づくり
飲食店を開業すると決めてから、お店をオープンするまでの流れは把握しているでしょうか。
開業は必要な作業やプロセスがとても多く、思った以上に時間と労力がかかります。そのため、事前に全体の流れをしっかり把握し、無駄のない行程を踏んでいくことが大切になります。
そこで今回は、その流れの中でも1番大切な、お店の土台づくりプロセスを紹介していきます。
1. コンセプトづくりと情報収集:開業1年前
開業するためには、まず自分が持つことになるお店のコンセプトを決める必要があります。
コンセプト次第でこれからの作業が変わってきますし、お店の繁盛にも影響を与えます。
そのため、時間をかけて納得のいくコンセプトづくりをしましょう。
最終的に目指すのは、5W2Hの具体化です。
「なぜ・誰に・何を・どこで・いつ・どうやって・どれだけ」を明確にすることで、自分のお店のコンセプトは決まってくることでしょう。
参考にしているお店があるなら、そこのコンセプトを考えてみてもいいですし、シンプルに自分がやりたいことをお店に反映させてもいいです。
決まった項目から紙に書きだすことで、自分の中でもアイデアがまとまってきますよ。
2. 情報収集:開業1年前
コンセプトづくりと同時に行ってほしいのが情報収集。
今まで飲食店で働いた経験があっても、雇う側と雇われる側では全く違います。
経営をしていかなくてはならないため、知識が十分にない状態では途方に暮れてしまいます。
そのために必要となってくるのが情報収集です。
インターネットや開業経験のある先輩から、ノウハウや知識を得て、損をしないための開業準備をしましょう。
3. 事業計画書の作成:開業10か月前~6か月前
コンセプトが決まったら、ある程度お店のイメージが形になってきます。
次のプロセスとして、事業計画書を作成しましょう。
事業計画書とは、つくったコンセプトに具体的な数字を落とし込んでいったものになります。
もちろん始めから完璧な計画書ができるわけではありません。
何度もコンセプトと計画書をにらめっこし、良いものができるまで練り直していきましょう。
ここでいう具体的な数字とは、「見込まれる売り上げと利益」「メニューの価格」「客単価」「雇用人数」「仕入れにかかる費用」などが挙げられます。
最終的には、それぞれの数字を論理的に説明できるところまで落とし込まなければなりません。
時間をかけて慎重に行っていきましょう。
この時期の作業プロセスは、お店の土台となる大切な部分です。
大変な作業ですが、飲食店開業を成功させるためにも辛抱強く頑張りましょう。
土台が固まれば、あとはそれを基準に進めていけば大丈夫です。
各種ご相談については下記より

